鎌倉に来てから市場や八百屋でよく見かける「わけぎ」。根っこのぷっくらしたところがらっきょうのようでかわいい。玉ねぎと青ネギの中間の野菜だそう。
以前作ったねぎのスコーンのように、根本も青い葉もすべて刻んでスコーン生地に混ぜ込もうかと思ったけど、この間何かの番組で見たねぎ味噌が頭に残っていて、いつかスコーンにしたいと思っていたので、青い葉は刻んで甘いわけぎ味噌に。
たっぷりの油で刻んだ葉を炒め、味噌と砂糖、みりんを加えて煮詰めた。
根っこ部分は薄切りにしてそのままスコーン生地に混ぜ込み、記事を薄くのばしてわけぎ味噌を全体に塗り、中心にクリームチーズをのせて端から巻き、包丁で輪切りにして焼いた。
味噌のスコーンはこんがり焼くとできる味噌の焦げがいい。ほろ苦いお焦げは個人的には好きだけれど、気になる方もいると思うので、焦げの濃さを買う時に好みで選んでもらうことに。結果ほとんどの方がお焦げ濃いめを好んでいて、ちょっと嬉しかった。
試食したらクリームチーズの存在感がちょうどよかった。スコーンのあちこちに小さいクリームチーズが散らばっているより、真ん中にどんと大きめのチーズがある感じが、味にメリハリが出て良い。
ねぎ味噌は甘しょっぱくていい味。スコーンに練り込んだわけぎはもう少し多くてもよかったけれど、全体的にわけぎの甘みがしっかりして優しいスコーンになった。もちろんビールによく合った。